目次
はじめに
第Ⅰ部 電力業と地域的再編成
第一章 大阪電燈の展開過程と公營化 = 3
はじめに = 3
第一節 大阪電燈の成立と展開 = 4
第二節 報償契約と大阪電燈の買收 = 10
1 報償契約の成立事情 = 11
2 報償契約の內容 = 13
3 報償契約と市による大阪電燈の買收 = 18
第二章 電氣事業報償契約についての一考察 - 戰前の大阪市を素材として = 24
はじめに = 24
第一節 報償契約の起源 = 25
1 大阪巡航合資會社との報償契約 = 25
2 大阪瓦斯株式會社との報償契約 = 27
第二節 電氣事業と報償契約 = 30
1 大阪電燈株式會社との報償契約 = 30
2 宇治川電氣株式會社との報償契約 = 36
むすびにかえて = 42
第三章 日本資本主義と電力 - 戰前期の大阪を中心に = 47
はじめに = 47
第一節 工業地帶形成と電化 = 49
1 工場電化の進展 = 49
2 工業地帶形成と電化 = 54
第二節 大阪における電力供給體制と電力問題 = 58
1 地域的電力獨占體制の形成 = 58
2 報償契約の締結とその役割 = 60
3 電力問題の顯在化 = 61
第三節 大阪電燈買收問題の意義 = 63
1 大阪電燈買收問題の經過 = 64
2 大阪電燈買收問題の意義 - むすびにかえて = 67
第四章 戰前九州地方における電氣事業 - 一九二0年代·三0年代前半を中心に = 76
はじめに = 76
第一節 戰前九州の電氣事業の構造 = 78
第二節 北九州における電氣事業の展開 = 86
1 九州電燈鐵道と九州水力 = 87
2 九州水力と九州電氣軌道 = 89
3 小括 = 90
第三節 南九州における電氣事業の展開 = 91
むすびにかえて = 94
第五章 戰前宮崎縣における電氣事業の展開 = 98
はじめに = 98
第一節 宮崎縣電氣事業の槪觀 = 99
1 宮崎付近の電氣事業 = 99
2 延岡及び縣北地方 = 100
3 都城地方 = 101
4 南那珂郡 = 101
5 眞幸地方 = 101
第二節 宮崎縣電氣事業の再編成 = 102
第三節 縣營電氣事業の創設 = 109
第Ⅱ部 電力業と電力統制
第六章 戰前日本における電力政策と水主火從主義 = 121
はじめに = 121
第一節 エネルギ-資源と電力 = 122
1 槪觀 = 122
2 水力資源 = 124
3 石炭資源 = 126
第二節 電力政策とエネルギ-問題 - 水主火從主義の成立 = 128
おわりに = 138
第七章 改正電氣事業法と電力連盟 = 144
はじめに = 144
第一節 電力統制の發展過程 = 145
第二節 改正電氣事業法の成立過程 = 149
第三節 電力連盟の成立 = 153
おわりに = 157
第八章 財閥資本と電力業 = 164
第一節 電力業の企業金融と財閥資本 = 164
1 株式所有 = 167
2 借入金·社債 = 172
第二節 池田成彬と電力統制 = 186
1 一九二六年から一九三0年中頃まで(東京電燈經營改革問題, 東京電燈·東京電力合倂問題, 電力外債の發行) = 186
2 一九三0年中頃から一九三二年春まで(電力統制問題, 電力會社間紛爭の調停, 電力連盟の成立) = 195
3 一九三二年春以降一九三八年まで(「改正電氣事業法體制」期) = 200
第九章 一九三0年代前半におけるわが國電力業の展開 - 重化學工業化との關連で = 217
はじめに = 217
第一節 重化學工業化の進行と電力業 = 218
1 重化學工業化と電力需要の增大 = 218
2 電力の逼迫と自家發電建設 = 221
第二節 一九三0年代前半における電力政策 = 225
1 改正電氣事業法と電力連盟 = 225
2 電氣委員會における政策決定過程 - 『電氣委員會議事錄』を中心に = 227
3 まとめ = 232
おわりに = 233
第一0章 「改正電氣事業法體制」と電力國家管理 = 237
第一節 電力需給の狀況 = 237
第二節 電氣料金 = 243
第三節 電力國家管理と「生産力擴充計劃」 = 249
第四節 電力國家管理への道 = 253
補論 臨時電力調査會と電力國家管理 = 266
第一節 第一回 - 第三回總會における討論 = 266
第二節 小委員會における討論 = 274
おわりに = 280
あとがき
人名·事項索引
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